2009年7月17日金曜日

常念岳

7月14日の事

13日に蝶ヶ岳に登り、蝶ヶ岳ヒッュテに宿泊しました。

朝、4時真っ暗い中、ヘッドランプをつけて、常念岳に向います。→




30分程で、明るくなり始め、風もなく、何よりほっとしました。
少し、朝焼け、素晴らしい風景です。↓

早めに、朝食を取る事に。この景色を見ながら、宿で作ってくれたおにぎりと、温かいお茶が、どんな豪華な食事より、美味しかったです。

雲がだんだん流れて消えて行きます。「あっ 槍が見え始めた。」 → 「見えた。! 」
蝶ヶ岳から常念岳への尾根づたいの縦走は、穂高や槍が横に見え、素晴らしい事で有名です。
本当にその通りでした。
その上、朝のさわやかな風、美味しい空気、昨日と違った花との出会い、なんと素晴らしい時間でしょう。
初めてのツマトリソウに感激。↓ 妻はほんのりピンクで寄り添い、初々しい。「いいなあ。」
8時、槍が、朝日で光っていました。↓
振り返ると、登ってきた稜線が見えました。 素晴らしくて、時間の経つのも、疲れも全くありません。
あっと言うまに、(でも、4時間半) 常念岳(2857)に到着しました。
→穂高連峰と槍をバックに記念撮影 

うす曇りですが、空気は澄んでいて、
御嶽山・乗鞍岳・穂高 ↓

そして八ヶ岳、富士山、南アルプス、北アルプス、
中央アルプス、立山、妙高、浅間山
 すごい展望です。

また、感激と感謝でいっぱいになりながら、下山開始です。
帰りは、岩場の急斜面で緊張の連続。朝出発してから、8時間を経過すると、足に力が入らなくなり、口の中はカラカラ、歩くペースが落ちました。
ガイドさんから、休憩、水分、栄養補給の指示が出ました。すぐに、魔法に掛かった様に元気を取り戻し9時間30分で、無事下山しました。

昨日、北海道で、悪天候による遭難がありました。
私も、13日、尾根で強風のため、ほんの暫くですが、立って歩く事ができず、うずくまっていました。小屋までは、30m位だったので、風が少し弱まった隙に歩き、小屋に着きました。着替えて、ダウンジャケットも着て、ストーブに当たりましたが、暫く寒くてガタガタ、手はしびれた状態が続きました。すぐに小屋に非難できたから良かったですが、あの状態が続いていたらと思うとぞっとします。
山は危険な所だとつくづく思いました。

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