2009年8月30日日曜日

シャワークライミング 柿其渓谷 続き

昨日の続き 

シャワークライミングの面白さの一つは、ルートを自分達で考えて登って行く事です。
こんな場所 ↓は、どの様に突破するか、考えます。
まず、ガイドさんが、偵察に行きました.
結局水の中を進む事は困難と判断し、左の岩の上を歩きました。
岩と水生植物、落ちる水、光輝く、静と動の世界。 ↓

ピンチです。↓
ゴーゴーと流れる激流に、遮られました。
泳ぐのも、渡渉もできません。
なんと、飛び越える決心をしたようです。 (下にその動画あり)
失敗すると、渦の中に巻き込まれ、出られず、助ける事も不可能です。
私は、ガイドさんに付き添われて、一度川から上がり、林の中を歩き、再び降りました。
川の上から撮影しました。 上、中央の白い部分を左から右に飛んだのです。
もし失敗すれば・・・・・。 
↓ 最後の難関。 左の岩も、滝も登れません。泳いで行き、右の岩に登るしかないのですが、水は深く立てず、岩はツルツルで高く、手や足をかける所もないようです。
ここで、クライミングの達人の出番となりました。何とか登り、ロープを下ろす作戦です。
達人が、泳ぎます。↓ 「がんばって !」 祈のらずにはいられません。 成功 !
そして私、岩まで泳ぎましたが、下ろしてくれたロープにつかまっても、水に押し流されて、登れません。
ザックは水が入ってとても重いし、服も水を含み、袖などに水が入って重いのです。
必死で頑張っても登れません。ついに力つき、ロープから手が離れそうになった時、達人は、私のザックをつかみ、引っ張り上たのです。
ものすごい力、必死で上げてくれたのです。感謝なんて言うものではありません。
もう一つの、シャワークライミングのすごいところは、団結力です。脱落者が出たら、前には進めず、後にも引けない場合もあります。皆全力で自分の命も忘れて、助けてくれます。

私は、先に登り上から、撮影です。

↓ガイドさん(左)、ロープを持つ達人、上を見ています。
上の危険な所で、カメラマンが撮影しているのです。 

ガイドさんは、私では持てないほどの思いザックを背負いながら、ヒョイヒョイと猿の様です。

こうして、皆さんに助けられて、目的地に無事到着、林道を1時間半歩いて帰ります。
林道から、歩いた川が見えました。

8時に出発し、約9時間の行動。達成感・満足感最高。景色最高。
そして、なにより、皆が助けてくれて、とても嬉しかった。楽しいと言うより、緊張と感動と感謝の一日でした。


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