2013年12月15日日曜日

クルミのにあえ

私は、長野県伊那地方で暮らしています。
伊那は、クルミを使ったお料理を良くします。代表的なのは、五平餅ですが、その他、和え物やお菓子、ちらし寿司や巻き寿司にも入れます。

クルミの郷土料理の中に、くるみのにあえがあります。
これは、私が暮しているごく狭い地域だけに、限られて作られている、と聞きました。お葬式やお祭り事の時に作られていたようです。
最近は、地域の行事も少なくなり、作られずに忘れていました。

ふと、あの懐かしいクルミのにあえが食べたくなり、作って見ました。

材料  クルミ (山ぐるみで、必ず国内産の物)  大根 人参 こんにゃく 砂糖 塩 醤油 酢

作り方
クルミは、砂糖と塩を入れつぶしておきます。
大根、人参、こんにゃくを短冊形に切り、やや硬めに茹でて、砂糖と醤油で薄く味付けし、ざるに上げて、水分を切ります。 再び鍋に戻し、つぶしたクルミと酢を入れて混ぜ、火にかけて水分を飛ばし出来上がり。
 
クルミは外国産や古い品は極端に味が落ちます。 クルミをつぶす時には、調味料も入れて、擦らないようにつぶさないと、油が出て食べられなくなります。大根・人参は茹ですぎると、形も崩れ、味も落ちます。 調味料の分量は、適当ですが、味付けも難しく、失敗し易い料理です。

一人で作ったのは初めてですが、成功しました。とても美味しいと言う料理ではありませんが、不思議な味で、また食べたくなります。

0 件のコメント: